海外サーバーは遅い?表示速度を測定してみた

2011 年 6 月 27 日 コメントはありません

海外サーバーは機能面やコスト面で優れていますが、日本で利用する場合には伝送遅延の問題があります。実はこのサイト Amazon EC2 のUS East のサーバーを使っているのですが、Google ウェブマスター ツールの「サイトのパフォーマンス」の結果では、「サイト内のページの平均読み込み時間は 4.2 秒です。 全体の 67% にあたるサイトよりも遅い読み込み時間です。」となっており、読み込み時間をもう少し速くしたいと思っています。そこで、Amazon EC2 の US East リージョンと東京リージョンに、このWeb ページと同じサイトを作成して、表示速度にどれぐらいの差があるか調べてみました。

測定ツールとしては最初にローカルのパソコン用のツールである Google の Speed Tracer を使ってみました。Speed Tracer は、Google Chromeのエクステンションで Dev Channel バージョンにインストールします。Speed Tracer を使うと下の図のように、上部にはグラフで処理の重さが表示されます。また、Network を選択すると、アイコン付きのファイル名が左側に表示されて、右側にそのロードタイムが横棒で表示されます。この図を見ると、どの処理に時間がかかっているかもよくわかります。

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測定については、http://awoni.net/personal-site/ のページを10回測定し、その平均としました。読み取り時間の測定結果は、以下のようになりました。

  • 東京リージョン:1.2秒
  • US East リージョン:1.8秒

次に、サイトの表示スピードを測定することができる Webサイトである WebPagetest.org を利用して読み取り時間を測定してみました。WebPagetest は、もともとは AOL が開発したソフトで、なかなか優れものです。

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Speed Tracer の場合と同じく、http://awoni.net/personal-site/ のページを10回測定しその平均としました。測定地点については約30カ所が選択できますが、US East リージョンに近いデフォルトのダレス(Dulles, VA USA)をまず選択しました。読み取り時間の測定結果は、以下のようになり、US East リージョンが4割以上速いという結果になりました。

  • 東京リージョン:First View 4.2秒 Repeat View 3.0秒
  • US East リージョン:First View 2.5秒 Repeat View 1.7秒

WebPagetest.org では測定地点に東京を選択することができるので、次に東京を選択して測定してみました。測定結果は以下のようになり、今回は東京リージョンが2割速いという結果になりました。

  • 東京リージョン:First View 5.6秒 Repeat View 3.0秒
  • US East リージョン:First View 7.0秒 Repeat View 3.7秒

この結果からみると伝送遅延の問題は確かにあるということです。 Amazon EC2 の場合には、東京リージョンを使うとコスト的には2割ぐらい高くなりますが、レスポンスは2割以上速くなります。結局、処理が重くで表示が単純な場合であれば海外サーバーを利用するのが有利で、一方、画像、CSS、JavaScript のファイル数の多い場合には遅延が大きくなるので国内サーバーを使った方がいいということになります。結論としては、月並みな内容になってしまいました。

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Umbraco と ASP.NET MVC

2011 年 5 月 31 日 コメントはありません

Umbraco の次期バージョンである Umbraco 5 では、全面的にソースが書き換えられて ASP.NET MVC 3 ベースになるということもあって、最近は ASP.NET MVC 3 を使って Web ページを作成していました。実際に使ってみて ASP.NET MVC もかなり使いやすくなっていることを実感しています。この日曜日から久しぶりに Umbraco のことを調べていると Umbraco v5 Wiki というページが公開されているのに気がついて、Umbraco 5 の公開が近づいてきたと実感できるようになりました。

安定版が出るまでには少し時間が必要だと思うので、ASP.NET MVC で作成したアプリケーションを Umbraco 4.7 に組み込むいい方法がないか探していると、MvcBridge という Razor MVC PartialViews を Umbraco に組み込むことができるパッケージを見つけました。最近公開されたばかりだが一度試してみようと思っています。

話が変わるのですが、最近、Umbraco に関する初めての本である 「Umbraco User’s Guide」 が発売されました。早速、Amazon で注文しました。後で気がついたのですが、発行元の Wrox だと PDF の E-Book も売っていました。それだとダウンロードして直ぐに見ることができました。Umbraco のマニュアルに関しては、Umbraco.tv がいいと思うのですが自分の英語力だと説明についていけないので、本も貴重だなと思っています。

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日本の IE6 のシェアが減少しない原因は企業にある

2011 年 4 月 26 日 コメントはありません

東日本大震災のため公開が遅れていた Internet Explorer 9 (IE 9) の日本語版が本日公開されたので、早速インストールして使っています。IE9 が公開されたのを機会に Web サイトの構築を HTML5 に変更したいのですが、IE9 は Windows XP に対応していません。現在の OS やブラウザーのシェアを考えると HTML5 への移行には少し時間が必要になってくるようで残念に思っています。

もっと残念なのは Internet Explorer 6 (IE6) の問題です。Web サイトの構築をしている人であれば、ほとんどが IE6 なんか早くなくなってしまえと思っているし、Microsoft も最新版への移行を推奨しており、The Internet Explorer 6 Countdown というサイトを開設しています。そのページには各国の IE6 の最近のシェアが表示されており、現時点で IE6 のシェアが高い順に、中国 33.8 %、韓国 24.5%、インド 11.8%、日本 10.1% となっており、日本はワースト4位ということになります。

自分の管理している Web サイトの一つに、IE 6 のシェアが今でも 22% という韓国なみのものがあります。今日 Google Analytics を見ていて気がついたのですが、IE6 の場合は、IE8 とは明らかに違って極端に土日のアクセススが少ないのです。下図が Google Analytics のブラウザーバージョン別の訪問数の図で、上が IE6、下が IE8 で、IE6の場合は土日は平日の1割ぐらいになっています。ログのIPアドレスからアクセス元をチェックしてみてみると企業からのアクセスがかなり多くなっています。

こうしてみると、日本では個人の多くは IE6 を使っておらず IE8 等の最新のブラウザーを使っている、IE6 を捨てられないのは企業である、ということになります。なぜ、企業が IE6 を使うのかというと、IE6 にしか対応していない企業内システムがあるからだとしか考えられません。アメリカでは IE6 のシェアは2.8%です。ヨーロッパの各国もほぼ同じ程度です。日本の企業では、自分のサイトへのアクセス状況から大雑把にいうと 4 割が今だに IE6 を使っているということになります。

2011年2月末時点での国別のシェアは、中国 34.5%、韓国 24.8%、インド 12.3%、サウジアラビア 10.7%、台湾 10.7%、日本は10.3% でした。こうしてみると、IE6 のシェアが一番減少していないのは日本だし、順位もワースト6位からワースト4位になっています。今となっては IE6 の機能はどうみても貧弱です。いつまでも IE6 を使っていて企業のIT活用は大丈夫なのと言いたくなります。企業のの生産性をあげるためにも、IE6 を止めて新しいブラウザーを使うための投資や人材の育成をすることは日本の将来にとって重要ななことだと思います。

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Umbraco 4.7.0 が公開されています

2011 年 3 月 17 日 コメントはありません

Umbraco 4.7.0 が公開され、CodePlex のページからダウンロードできるようになっています。また、Web Platform Installer (Web PI)でもインストールできるようになっていて、使用できるデータベースに、SQL Server と SQL CE を選択することができるようになっているので、WebMatrix + SQL CE を使えばワンクリックで簡単にインストールすることができるようになっています。

また、今回のバージョンアップでは、Razor の機能が大きく改善されています。詳細については、Razor を使ってプログラミングにメモをしています。

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Umbraco で Razor を使ってプログラミンのページを作成しました

2011 年 3 月 6 日 コメントはありません

最近、Umbraco の Razor を使っていろいろ遊んでいましたが、Umbraco で Razor を使ってプログラミングにまとめてみました。内容的にはまだまだですが、とりあえず公開しておきます。Umbraco ほどプログラムで簡単に操作できる CMS は他にあまりないので、世界的には人気があるのだと思います。

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Amazon EC2 の東京リージョンが開設

2011 年 3 月 5 日 コメントはありません

Amazon Web Services が東京にデータセンターを開設したということで、Amazon EC2 で東京リージョンのものを使ってみました。Amazon が用意している Windows のAMI は、標準では日本語版ではなく、英語版でした。しかし、日本語言語パックがインストール済なので、言語の設定を変更するだけで日本語 Windows になります。なお、言語の設定の手順は、Amazon EC2 で Windows 環境の構築 その2 日本語化にメモをしています。

価格につては、東京リージョンの利用料金はかなり割り増しになることが予想されていました。実際にどうなったかをWindows サーバーで計算してみると US East と比較して、オンデマンドインスタンスだと微妙に高いぐらいですが、スモールインスタンスの一括払いだと 20% ぐらい高くなり、マイクロインスタンスの一括払いになると 30% 少々も高くなってしまいます(詳細は、Amazon EC2 で Windows サーバーを構築にメモ)。スポットインスタンスの利用料金も同様に高くなっていて、マイクロインスタンスの利用料金が実態としてはかなり高くなるのは痛いですね。

レスポンスは、アメリカのサーバーと比較すると、遅延がなくかなりいい状況です。ただ、サーバーが混雑していないためレスポンスがいいということも考えられるので、もう少しテストをしながら様子を見たいと思っています。

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Umbraco 4.7 RC の公開と Razor について

2011 年 3 月 3 日 コメントはありません

Umbraco 4.7RC が公開され、CodePlex のページからダウンロードできるようになっています。Web PI 3.0 の方は、RC版のためか標準の設定では、まだ 4.6.1 がインストールされますが、オプションでフィードを追加すれば、4.7RC をインストールすることができます。詳しくは、Umbraco の5分間インストールのページを見てください。

Umbraco 4.7RC では、Razor が改善されて、Razor を使って本格的にプログラミンができるようになっています。Umbraco で、Razor を使ってプログラムするのはおもしろいですよ。時間ができ次第まとめてみたいと思っています。Umbraco の Razor の詳細については、今回のバージョンで Razor の機能の改善を行ったGareth Evans 氏の以下のブログを参考にしてください。

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IE 9 RC を使ってみました

2011 年 2 月 12 日 コメントはありません

IE 9 RC版が公開されたので、普段使っているPCにインストールしました。使ってみると IE8 より全体に動作が軽くなり、表示も高速になっています。HTML5 と CSS3 にも対応したということで、メインのブラウザーとして IE、Chrome、FireFox のどれを使うか迷っているところです。

ブラウザーのシェアの状況は、世界的には IE8 34%でトップのようですが、このサイトでは、IE8 38%、FireFox 21%、Chrome 14% の順になっており、Chrome ユーザーが多く、IE6 のユーザーが少なくなっています。しかし、自分の別のサイトでは、IE6 が 25%のシェアをもっていて、まだまだ無視できない状況です。

いろいろ考えていくと IE9 の一番の問題というのは、Windows XP にインストールできないということのようです。OS の中で Windows XP のシェアは50%以上あるので、バージョンベースでいうとシェアのトップになれません。それに、現在 IE8 にしている人であれば、直ぐにでも IE9 をインストールする人が多いのに、XP ではできないので、IE8 が長期間残ってしまいそうです。今まで IE6 への対応にはいろいろと苦労していましたが、主要なブラウザーで唯一 HTML5+CSS3 に対応していない IE8 にも同じような問題が発生しそうで残念です。

ところで、Windows XP のシェアが依然として多いので、WebMatrix (IIS Express) で公開サーバーを作成するメモを作成しました。IIS Express は、開発用であり公開用にはあまり向いてはいませんが、個人で Web ページを作ってみたい場合や会社でも試験的に作ってみたい場合には、とりあえず手軽に費用なしで運用し、作成したWebサイトが成長する見込みがたてば Windows Server を購入するというのも合理的なやり方ではないかと思って作成しました。

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Umbraco の日本語リソースについて

2011 年 2 月 11 日 コメントはありません

Umbraco のUI言語リソースの日本語訳を兎氏が作成してくれました。ありがとうございます。WonderRabbitProject のUmbracoの日本語UIリソースプロジェクトリポジトリからダウンロードできます。意見や要望があれば同フォーラムへお寄せください。Umbraco 本家に日本語リソースが早く追加されることを期待しています。

Umbraco の日本語リソースを使用する時には、WonderRabbitProject で公開されている Umbraco の日本語リソース以外に、TinyMCE の日本語言語ファイルを TinyMCE のサイトからダウンロードして、/umbraco_client/tinymce3/ の各ホルダーにコピーしておくようにしてください。そのファイルがないと言語設定を日本語にした場合は、TinyMCEが起動しなくなります。

これで Umbraco もやっと日本語リソースができましたが、日本語UIリソースプロジェクトのFAQ にあるようにインストールは日本語になっていないとか、あちこちに英語の部分も残っています。次に Umbraco の Web PI 用日本語版を作ってくれる人はいないかな。

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WebMatrix等のWeb開発関連ツールの一斉公開とUmbraco

2011 年 1 月 28 日 コメントはありません

WebMatrix、ASP.NET MVC 3.0、Orchard 1.0、Web Platform Installer 3.0 と Microsoft の Web 開発関連ツールが一斉に公開されたのが、1月11日でした。GoogleでWebMatrixを検索してみるとWebMatrixは盛り上がっているようです。このサイトのアクセス数も、公開後は1割ぐらいは増加したように思います。ただ、アプリケーションでいうと盛り上がっているのはWordPressで、Umbraco、DotNetNuke 、Orchardo等のASP.NETのアプリケーションは寂しい状態です。

ASP.NETのアプリケーションがなぜ寂しいのかを考えると、ASP.NET を使っている技術者は、このサイトでも1日に数百人がアクセスしてくるので、日本中では相当な数いるはずですが、企業のソフトウェア技術者の多くは仕事に追われているのでそんなものを試してみようとする人はかなりの少数だと思います。一方、個人で、ASP.NETを使っている人は、ActiveWeb と ExpressWeb で、ネームサーバーへのドメインの登録数からみて最大で2000人ぐらいで、他のWindowsレンタルサーバーを使っている人はもっと少ないし、それにWindowsレンタルサーバーを借りていても実際はPHPしか使っていないというような人も多いので、個人のASP.NETユーザーというのは、日本ではかなりマイナーな存在だと思われます。このことがASP.NETのアプリケーションの盛り上がらない大きな理由だと思っています。

そもそも、日本でUmbracoを使っている人がどの程度いるのかをGoogle の検索で調べて見ると、Umbracoを使っているという記事があるページは、片手もない状況で、Orchard CMS に既に負けてしまっているようです。使ってみようかと思う人が少ない上に、実際に動作させるまでのハードルがかなり高いようで、日本でUmbracoを使ったことがある人はごく少数というのは間違いない状況です。

最近、wonderrabbitproject.netの兎氏がTwitterでUmbracoのことをツイートしていますが、プログラマビリティの良さについては認めていますが、UIに関しては低い評価をされています。この評価については、ある意味においては同感です。このことが、日本では全く使われていないし、世界的にも普及している地域が偏在している大きな理由だと思っています。また、UmbracoがUmbraco.tvでビデオによるチュートリアルを有料で公開しているというのもこのためだと思っています。

しかし、実際のところはUmbraoのUIはどのようにでもできるし、操作も難しいわけではありません。ただ、それを理解したり理解させたりするのが結構難しいのです。なぜかというと、普通のCMSの場合、管理画面には設定項目の一覧が並んでいて、デフォルトのままでも問題なく動くし、何かを変更したいときは項目の一覧をみてどの項目を設定したらいいのかがわかるので、システムに慣れた人であれば、すぐに理解できるようになっているし、初心者ならこういう場合にどうするのかを人に教えてもらうのも比較的簡単です。しかし、Umbracoは、プログラマビリティを優先しているので、管理画面に設定項目が並んでいない等他のCMSとは異なっている面が多くあります。それで、慣れた技術者であってもUmbacoの基本的なことを少し時間をかけて理解をする必要があります。でも、慣れれば生産性は高いと思います。世界的にはコミュニティの活動が活発なという理由もこのあたりにあるのでしょう。

静的なホームページを持っていて、それをCMS化したいというような場合には、HTMLの知識が少しあればできます。でも、それをマニュアルにするのには苦労しています。

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